つぼやんちの「おでかけ絵日記」 / スピリがやってきた



新太郎 ♂ 12歳
紀州犬系MIX
写真は10歳の時
 

アトリ ♂ 3歳5ヶ月
キャバリア K.C.S
写真は1歳4ヶ月の時

 スピリ ♂ 2歳4ヶ月
キャバリア.K.C.S
写真は3ヶ月の時
新太郎さんのお話し アトリ君のお話し スピリ君のお話し


 俺は新太郎様だ!
新太郎は99年6月21日 午前4時20分に永眠しました。

 新太郎さんには古来日本犬の特徴である、舌の斑があります。それが特徴だと知る前は、病気ではないかと心配したりしました。 そしてこれも日本犬の特徴である、他の犬に対してかなり攻撃的です。 他の犬を見るともうダメです。とたんに犬相が変わって威嚇のうなり声をあげ攻撃態勢に入ります。でも飼い主の私に対しては完全服従で、決してうならないし、もちろん一切噛まれたことはありません。手を掴んで離さないでいたずらしてやると、「ヒーンヒーン」と情けない声で泣きます。

 新太郎さんの好きなもの
・豚足
豚足は安いので小さい時から、たまに買ってきてあげました。蹄まできれいに食べます。
・チーズ
チーズは皆んな大好きですよね。
・ささみジャーキー ウチでは、普通のスティックのジャーキー類は一切食べさせないのでジャーキーと言えば、ささみジャーキーなのです。
・焼き芋
私が焼き芋を買うと、お裾分けで少しあげます。
 新太郎さんの嫌いなもの
・子犬さん 大人の犬には随分と偉そうなのに、子犬さんにはからっきし弱いヤツです。
・雨 雨が嫌いと言うよりも、足が濡れるのがイヤです。
・シャンプー シャンプーしてもらうときのゴシゴシは好きだけど、流すときにジャーッとやられるのが嫌いです。
・注射 病院で注射してもらうと「キャインキャイン」と、どんな子犬かと思う様な声で泣きます。待合室に出ていくとこんな大きな子が鳴いてたの?と言われます。お母さんは恥ずかしい・・・。

新太郎さんのオシッコ
新太郎さんはオシッコの時、足を高く高く上げます。高く上げすぎて、時々バランスを失います。(笑)
そしてこの写真では、「あ〜気持ちいいやねぇ」と言っています。


   新太郎さんがウチに来た日のお話し

   その日、私は友人と二人で近所の駅前の裏通りを歩いていた。夏の暑い日だった。     
ふと友人が「『犬あげます。』って貼り紙があるよ。」と一軒の家を指さした。私が以前から犬が欲しいと言っていたのを覚えていたようだ。 その頃ウチには猫がいたが一匹のメス猫を飼ったのが始まりで、一時は7匹も猫が居ることもあった。しかしその時は最後の子がオスでもうかなりの年齢に達していた。この子がいなくなったら・・と考えるとどうしても一緒に住む動物が欲しかった。

   その家に入り仔犬を見せてもらった。仔犬は3匹。一匹は感じがシェパードの様でキリッとしたかっこいい子だった。もう一匹は薄茶の美しい顔をした優しそうな子だった。そしてもう一匹、この子はとても不細工で思わず「プッ」と吹き出しそうな顔をしていた。しかし何とも言えない愛嬌があった。キリッとかっこいい子と美しい子は他に幾らでももらい手があるだろうし、オシッコにまみれて強烈に臭い不細工な子をもらうことにした。それが新太郎さんだった。

   新太郎さんは、赤い屋根のかわいい小屋をもらって上機嫌でスクスクと育った。玄関脇に小屋を置いていたので、ドアをかじる・下駄箱をかじる・靴をかじる・自分の小屋をかじる。目に付くものは何でも手あたりしだい破壊してくださった。こりゃタマランと庭に移すと、信じられないくらい深い穴を埋めても埋めても掘ってくださったりもした。でも愛嬌はかなりのもので、とたんに近所中のアイドルになった。「おすわり」も「お手」もすべて近所の子供達が教えてくれた。そしてオヤツをいっぱいもらうので、断るのに苦労した。

   そんな新太郎さんも長じるに連れ日本犬の本性を現してきた。他の犬を見るともうすごい形相をして威嚇する。自分の見える範囲に、他の犬が居るのが許せないといった感じである。他の人間には全くもって無表情で通り過ぎるのだが。しかし、ウチに居るときに来客があると大きな声で騒いでくださるので優秀な番犬である。でも新太郎さん、隣のおばさんのお顔はいいかげん覚えてね。

 


 僕アトリ! 

 アトリ君は、超がつくほどフレンドリー・ワンコです。「攻撃」という言葉は頭の中にありません。新太郎さんとは正反対の性格です。自分より大きなワンコさんが居ると、怖くてお尻尾を下げて母さんの陰に隠れてしまいます。でも自分より小さいワンコさんがいると、何度怒られても吠えられても、しつこくつきまといます。そして女の子がいると頭の中はピンクになっちゃって、お母さんが呼んでも女の子を追いかけて行ってしまいます。いつもいつもお母さんがいないとダメなくせにです。トイレにもお風呂にもついてきます。甘えん坊の困ったちゃんです。

  アトリ君の好きなもの

・牛のヒヅメ 牛のヒヅメは大好きで、囓りだすとずーっとカジカジやってます。
・ティッシュへーパー ティッシュの箱を下に置いておくと悲惨なことになります。ごみ箱も迂闊に置けません。それでも知らない間に食べて、白いウンチを時々します。
・水たまり 雨上がりのお散歩は大変です。水たまりがあると大喜びで走り回ります。
夏だと池にも飛び込んでしまいます。おウチには入れられません。
・ドロンコ遊び 水たまりにドロンコがあるともっと悲惨です。ドロンコになって「でへでへ」と私を見ます。私は泣きたい。
・お風呂 お風呂が大好きで、お風呂に連れていくと「早くドアを開けてよ」とワンワン大喜びです。お風呂が好きなのは大助かり。

  アトリ君の嫌いなもの

・やかんのフタ いたずらをするとやかんのフタがどこからか降ってきて、カランカランとすごい音をたてるのでとっても怖いです。
・爪切り お母さんが失敗して痛い目に遭ったので、爪切りは大嫌い。
・お留守番 お父さんがお家にいても、お母さんがいないと「ウェーンウェーン」と人間の様に泣きます。でもお母さんはいないので聞いたことはありません。
アトリ君は、いつでも何かを
カジカジ・カジカジ。
カジカジしてないときは、
大いびきでヘソ天で寝ています。
今日はお友達の翔君のお家で
プレゼントをもらって大喜びのアトリ君。

エヘヘ 嬉しいなぁ


   アトリ君がウチに来た日のお話し

   アトリ君の前にルビーのキャバリア「つぼねちゃん」がいました。「つぼねちゃん」はとてもとても可愛い女の子でした。でもパルボウィルス感染症という病気でウチに来て10日で天国へ逝ってしまいました。

   そして、3ヶ月待ちました。パルボですから、ホントはもっと間をあけた方がいいのですが、もう我慢できませんでした。家中を消毒して準備万端整えて次の子を見に行きました。そしてそこにアトリ君がいました。見たとたん「ウッ」と声が詰まりました。あまりに可愛くて? とんでもありません。その子犬はおやじ顔で、ロンパリで、目つきがやぶにらみで、お世辞にも可愛いなんて言えない子でした。でもキャバリアさんですから、その愛想の良さは天下一品!

   ペットショップのお兄さんも、「コイツすごい顔してるでしょ。次の子にしますか?」って言うくらい不細工でした。でもお兄さんやお姉さんは大変その子を可愛がっているのがわかりました。私も抱いてしまうともう離せませんでした。 アトリ君はとても元気に育ってくれました。骨太のがっしりした子になりました。今は10キロにもなりました。ちょっと育ちすぎです。でも太っているわけではありません。内弁慶で家では走り回っているくせにお外に出ると、引っ込み思案の情けないワンコです。


 僕はスピリ君だよ! 

 スピちゃんは、ブリーダーさんのお家で生まれました。たくさんのワンちゃんの中で育ったので、物怖じしない超元気っ子です。公園へお散歩に行くと、過労死してしまうんじゃないかと思うほど走り回っています。見る物全てが珍しくて興味津々です。おかげでおかあさんは一時も目が離せません。新太郎さんやアトリ兄ちゃんの耳や尻尾を噛んでは叱られています。

  スピちゃんの好きなもの

・ドッグフード スピちゃんは毎日のごはんが大好きです。今食べたところなのにすぐにもっともっとと催促します。まるでボケ老人のようです。
・お散歩 お散歩はもっぱら公園の芝生の丘だけですが、とっても広くて思いっきり走り回れるので大好きです。転んでもちっとも痛くありません。
・食べること 食べることが大好き。貰える物はお薬だってなんだって大喜びで食べちゃいます。オヤツをもらうと飛び跳ねて自分のクッションへ持っていって食べます。
・お風呂 お風呂大好きのアトリ兄ちゃんのおかげで、スピちゃんもお風呂が大好きです。ふたり揃ってお風呂好きは助かりますが、「僕が先」とふたりで先を争うので、少し困っています。

  スピちゃんの嫌いなもの

・お母さんのプッ お母さんがスピちゃんのお顔を「プッ」って吹くのがとっても嫌いです。あっ!決して、オナラではありませんよっ!
・注射 注射は大嫌い。まるでこの世の終わりみたいな大声をあげて泣きます。でもスピちゃんの為なんだからね、我慢しなきゃ。
・お留守番 たとえ1秒でも一人ではいられません。ご近所中に響きわたる声でずーっと「キャンキャン」言っています。でもお留守番の時は心を鬼にして置いて行きます。
ガムをもらって夢中のスピちゃん。
でも、そこはオシッコシートの上だよ。

  


  スピちゃんがウチに来た日のお話し スピリがやって来た

   スピちゃんは大阪の枚方と言うところで生まれました。
ある日、私のところにメールが2通来ました。枚方のブリーダーさんのところに可愛い子が居るから見に行くようにと。
前からトライカラーの仔犬が欲しいと言っていたので、声をかけてくれたのです。さっそくアトリを連れてお友達のりーあさんと一緒に見に行きました。トライの子は男の子と女の子が一匹ずつ居ました。

   女の子はブリーダーさんのところに置いておくかも知れないので、男の子ならということでした。今度こそ女の子が欲しかったのですが、女の子だとアトリ君を去勢しなくちゃなりません。男の子で良かったのかも知れません。
そうしてウチにやってきた仔犬は、それはそれはやんちゃくれのとても元気な子でした。一日中アトリ君にちょっかいを出してアトリ君は心の安まる時間がなくなりました。

   そして、とうとうアトリ君にはストレスで下痢とおう吐という苦しみがやってきたのです。でも今はそれも乗り越えて、二人でダダダダーッと追いかけっこをして遊んでいます。アトリ君もまだまだ子どもなので、遊び相手が出来て楽しそうです。
めでたしめでたし。


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