号外:パート3-1:『天使がやってきて、はや1年』

 モモ母さんちに天使達が舞い降りて来たのが1998年のクリスマスイブの日でした。
それから早くも1年経ちました。 キャバがうじゃうじゃのモモ母さんちの最近の様子です。


こんなに大きくなりました
 我が家の「子キャバーズ」が昨年のクリスマスイヴにめでたく1才を迎えた。
 まさに「喰う・寝る・遊ぶ」の繰り返しの毎日・・・・365日なんてアッとい う間だった。
 家の周りを高い柵で囲むまでは何度かの脱走劇を繰り広げたが、事故にも遭わず よく無事で育ってくれたものだ・・・。
 ダンボールに入れた赤ちゃんキャバを、自宅から自営している店まで毎日毎日運 んだ事も、妙なニオイの離乳食を手にいっぱい付けたまま接客した日も、今とな っては遠い思い出になってしまった。


この子達のお誕生日は天国に行った唯一の男の子の命日でもあります。(;_;)
お供えのクッキーは何故かすぐになくなってました・・・。(ーー;)
 どんどん大きくなっていくモモのお腹を撫でていた毎日が懐かしいなぁ・・・・。

 「いやぁ〜、ホントにこの中に赤ちゃんがいるんだねぇ・・・」 モモのお腹の中でゴニョゴニョ動いている子ども達・・・。  イメージとしてはムーミンに出てくるニョロニョロだった。
 それが早いものでニョロニョロは、母犬モモと変わらないくらいのキャバキャバ に育った。
でも、「ひな」だけは相変わらず子犬のようにチビッコでその分、可愛い。

 ところで私は、この場を借りてうち明けねばならないことがある。
 それは「子育ての失敗」。
 ついでに欽ちゃんの「ダメだよ〜」という一言と共に「ふぁんふぁんふぁんふぁ ぁぁぁぁ〜ん・・・」と、情けない効果音もつけたいような気分だ。
 もしかしたらネット上であちこちに顔を出し、育児相談している私をご存じの人 もいるかもしれない。   そう、せつせつと訴えている私の苦悩を・・・。

 でも、さすがにまだ「みの・もんた」には相談していない。

 キャバリアは放っておいても人懐っこく、どの人にも愛嬌たっぷりなものだと勝 手に思い込んでいた。  が、しかーし!!!!!! お散歩デビューのタイミングがなかなかつかめなかった私は、子犬達が小さい頃 にたくさんの人や犬に接して仲良くさせる機会を逃してしまった。
 結果として「無駄吠えが少ないキャバ」のはずが「思いっきり吠えるキャバ」を 4匹も生産してしまったのだ。

 言い訳がましいが、5匹のワンコ達をひとりで散歩させるのは大変だった・・・。
 もちろん、何度かに分けて散歩するのだが・・・。
 その上「ジェラシー」を覚えたこの頃では、「先発組」の子達のお散歩に出よう とすると「居残り組」が、なんとも悔しそうに、でも悲しそうに泣くのである。

  「こらっ!なんで私らが留守番やねんな!帰ってきたらただじゃおかんでー!聞 いてんのかっ!おいっ!こらっ!ちっくしょーーーーーーっ!あーん、あー ん!!!」
 確かにそう言っている・・・・。

 そして最後には、まるでおもちゃ屋の前で「買 って!買って!!」と寝っ転がっているだだっ子のように泣いている。
 おまけに散歩の最中には、向こうからやってくる人や犬に吠えまくる。 平謝りしながら「これっ!」と叱りっぱなしの散歩・・・。
 これが散歩と呼べるのだろうか?トホホ・・・

 散歩から帰ると案の定 居残り組の子キャバ達が、帰ってきた子キャバ達の耳を 噛んでズルズルと引きずったり腹の皮を噛んだり・・・ひととおりのイヤガラセ をして「キャンッ!」と、泣かせている。
 こういう時、やってることは悪いことだけど、キャバリアって本当に感情が豊か で可愛いなぁ・・・って思う。(言うてる場合か)

 娘はたまに散歩してくれるが、ホントに「たま」なのであてにはならない。
 しかし、4匹手元に残したからにはその覚悟は必要不可欠だったはずだ。 それが実行できなかった自分を責める毎日。(その中の20%くらいは協力してく れない家族も責めていたりする。)
 
 最近はモモまで子キャバと一緒に吠えるようになってしまった。
 ターゲットは電線に留まっているカラスだったり、郵便配達のお兄さんだった り・・・。 最後には私の怒りはモモに向けられる。
 「なんでアンタまでが一緒に吠えるんねっっ!!!!!!」 あぁ、これで自己嫌悪に拍車がかかる。


いつまでも幼顔のモモ

やっぱりミルはモモそっくり!

 モモは1年前頑張って7匹も可愛い子を産んでちゃんと育ててくれたではないか。
 そのモモに八つ当たりなどしてはいけないのに・・・。 こんな時ムツゴロウさんなら、「よぉーしよしよし、お前はいい子だよ〜。」と、 まずモモをなだめ、その後は子キャバの首筋あたりを軽く噛みながら上手に躾け るのだろうか? それとも、一緒に寝っ転がって身悶えし、子キャバ達と一体化してしまうのだろ うか?あのデニムのシャツを毛だらけにしながら・・・。
 だとしたら、是非我が家にご招待したいものだ。



 話は逸れるが、そう言えばうちの娘の小さいころの夢が、何を思ったか「ムツゴ ロウさんの孫になる事」だった。 もちろん、叶わぬ夢だ。

   3−2へつづく

感想はモモ母さんまたはつぼねまで、よろしくっ!


[天使がやってきた TOP]

BACK HOME