「三つ子の魂百まで」という言葉があるが、あれは本当だなぁと思う。
と、言うのはミルは生まれてすぐに鳴き始めたくらい泣き虫だった。
本によると『生まれて何日かしてから鳴き始める』・・・と、あったように記憶
している。
それが生まれて間もなく乳が出ないと言っては鳴き、ヒーターから転がり落ちた
と言っては鳴いていた。
そのミルは、未だによく鳴きよく吠える。
毎日見るおじいちゃんに対してまで容赦なく吠える。困った子だ。
でも、世話の焼ける子ほど可愛いもので、私は他の子に隠れてミルだけをなでな
でしてやることが多い。
ふと気がつけば、ちょっと離れたところから、上目遣いでじっと私を見ているの
だ。
愛おしいと思う私の気持ちが通じるのか、ミルは私と目が合うと本当にうれしそ
うに躰をくねらせたあと、後ろ足でピョンピョン跳びながら私の方に突進してく
る。
だからこそ、この子が誰にでも懐いて可愛がられたらどんなにいいだろう・・・
と、思ってしまうのだ・・・・。
大阪に行った妹、「トッティ」のおねぇちゃんが、お祝いにおやつをいっぱい送ってくれた!\(^0^)/ |
しかし、今からでも遅くない! 「いつか、モモの母さんちのキャバちゃん達に会いたいです」と、メールを下さ
った方々に本当にお会いできる日が来るように、頑張るしかないのだ。
今のままじゃ、お会いしても失望させてしまうだけであろう・・・。
「はな」は相変わらず、わざと冷たくされても娘が好きな様子だ。
私が食べ物をちらつかせても猫なで声で話しかけても、むこうで娘が「は〜な〜」
と呼ぶと、すっ飛んでいく。 「そーか、そーか・・・母さんよりねぇちゃんがいいか?」
その時の娘は、得意満面・・・。 まさに顔文字の「(^ー^)」である。決して「(^-^)」ではない。
ケッ!憎たらしい!!
どうして「はな」がこんなに娘を慕うのか私には不思議だが、娘が「はな」をか
らかうのは愛情の裏返しだと言うことが、「はな」なりにわかっているのかもし
れない。
いたずら盛りのこの1年間ちょっと目を離すと何でも囓ってしまった。
ソファーなどは、とっくの昔に「大型ごみ」に出す羽目になったし、主人が大切
にしていた「ヨットの置物」も、塗装部分が食い尽くされ中の木が露出している。
掃除機と、コタツのコードを囓られたのをきっかけに、何か囓っても差し支えな
く長持ちするものを・・・ということで、「牛のひづめ」をやることにした。
通信販売で購入し、初めて見たときはあまりにも「そのまんま」の形に思わず牛
さんの冥福を祈らずにいられなかった。
人間にはたまらなく臭いが、ワンコ達には魅惑の香りらしい。
シーンとした室内で何とも言えないニオイと共に、ただ「コリコリコリ・・・」
という音だけが響いている。 しばらくしたら、血相を変えた何匹かが、部屋をうろうろ小走りし始める。
「どうしたのかな?」と、よく見ると1匹に1個ずつ与えていたのに、ひづめが
無い・・・。
「食の鬼」てんてんは、一心不乱 |
「おかしいなぁ・・・そんなに早く食べられるわけないのに・・・」と、よく見
ると犯人がわかった。 「てんてん」だ。 2個も3個も、ひづめを抱え込んでいる。ひづめ収集マニア・・・。
普段は大人しい「てんてん」だが、食べ物への執着はすごい。
取り返そうとする他の子を「うわん!ガルルルル・・・」と威嚇して、3個のひ
づめを抱え込んだまま、はいずり回っている。
「そうかそうか、そんなに好きか・・・・」と、言いながら取り返してやった。
さすがに私には吠えたてたりしない所を見ると、一応私をボスだと認めてくれて
いるらしい・・・。
そんなこんなで、知恵はつかずとも毎日元気いっぱいの我が家のキャバーズ。
春には楽しくお散歩が出来るようにがんばろうね!
【終わり】
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