Cavalier King Charles Spanielの紹介
 
 私はただの一愛好家ですが、このキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルという犬種をこよなく愛するひとりとして、たくさんの方にこの犬種の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。ここに記してある事柄は、私の経験と知り得た情報に基づくものですが、飼育方法などはあくまでも私個人の意見です。 参考程度に読んでください。
   キャバリアのスタンダード/   HISTORY/   キャバリアの入手方法
   GROOMING/   FOOD/
  キャバリアの遺伝性疾患

    キャバリアのスタンダード     

             下の項目をクリックしてください

standard map

     HISTORY  

  【原産国】 英国

 チャールズT世の大変なお気に入りであった犬がキング・チャールズという犬種名を使われるようになり、この悲運の王が処刑されたあと、チャールズU世もこの犬種は愛されました。このころの王家の絵画には多くこの犬が描かれています。
 16世紀から18世紀、マルボロー家が多くのスパニエルを育てました。しかし、その後愛好家達はマズルが短く平坦な顔を好むようになり、マズルのあるスパニエルは見られなくなりました。
 1920年代始め、アメリカ人のエルドリッジ氏が元のマズルのあるスパニエルに多額の賞金を提供したが、マズルのないスパニエルの愛好家が多くあまり効果はありませんでした。そしてケンネルクラブにより今日の『キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル』と『キング・チャールズ・スパニエル』に分離する見解が出され、クラブが設立されました。
 クラブの賢明で献身的な多大な努力により、1945年英国ケンネルクラブに『キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル』は認定されました。


     キャバリアの入手方法  

子犬を迎えるとき、始めに悩むのは何処で探すかという事です。
健康チェックと1回目のワクチン接種の済んだ、良い子を迎えて下さい。
私がお勧めするのは、やはり信頼のおける良いブリーダーから迎えるのが一番だと思います。
親犬を見られるというメリットと親や兄弟達と育っているので、子犬の時期に学ぶ様々な犬社会の大切な掟や社会性なども身についているでしょう。 そして大抵の場合、トイレトレーニングもブリーダーのところで済んでいます。

   【ブリーダーから購入する】

ブリーダー情報はインターネットや各雑誌にもたくさん載っています。
出来たら、電話ですまさずに出かけていって自分の目で運命の子を選んで下さい。
ブリーダーからその子の性格、注意点や飼育方法など詳しく教えて貰えます。

      平均価格----15万円前後から

   【ペットショップで購入する】     

ペットショップで運命の出会いをする事もあります。
ペットショップの場合、子犬の親兄弟の情報はまず望めません。血統書も購入後数ヶ月後の入手になりますので、子犬の血統も後にならないと分からないというデメリットはあります。
責任のある信頼のおけるペットショップもたくさん有りますが、様々なところから様々な子犬が集まってくるのと人の出入りも多いので、病気をもらう確率も高いようです。迎えた子犬にどのようなトラブルがあっても責任と誠意をみせてくれる良いペットショップであることを確認の上、清潔で感じの良いペットショップで購入して下さい。

      平均価格----20万円前後から


     GROOMING  

   【トリミング】

トリミングは基本的には全く必要ない。ショーに出すのであれば、いっさいハサミを入れてはいけない。
ただし、足の裏はパッドが隠れないようにカットする。

   【ブラッシング】

 ブラッシングはたいへん重要です。被毛が長く柔らかいので毛玉になりやすいので、毎日コームをかけて毛玉をほぐす。
耳の飾り毛と胸のエプロンは食事や水を飲んだ時など汚れやすく固まりやすい。涎などでも汚れるのでよく注意する。
 尾と尻の飾り毛も長く豊富なのでウンチが付きやすい。トイレの後などよく見てあげたい。
 カールしすぎた毛は好ましくないので、シャンプー後などにのばしてなるべくサラサラの飾り毛にする。

   【耳の手入れ】

キャバリアは耳が垂れていますから、蒸れやすく耳の病気になりやすい犬種です。
ショーに出陳したりしないのであれば、耳の裏側の耳穴に覆い被さっている毛をカットしてやると少しは風通しがよくなります。外耳炎にはなりやすく、週に1度くらいの割で消毒液をコットンに含ませ拭いてやると充分防げるでしょう。


     FOOD  

何でもよく食べ、好みもうるさくない。その分かなりの食いしん坊でいつも何かを食べたがる傾向にあります。まん丸の可愛い目で見つめられるとついついあげたくなりますが、決してそれは犬の幸せではありません。キャバリアは太りやすい傾向にあるようなので、充分に気をつけてください。
基本的に便が柔らかい様なら、それは食餌の与えすぎです。便を取ったときにポロッと取れる程度が良いです。ポソポソならば不足です。
トウモロコシ粉が多く含まれたフードにはアレルギーを起こす場合が多いようです。
アレルギーを起こす成分としては他に、牛乳、豚肉、牛肉、小麦、大豆などがあります。

   【中毒を起こす与えてはいけない物】

タマネギなどのネギ類---- ネギ類に含まれる成分がいぬの血液を分解して血尿、嘔吐などを引き起こします。 
重症になれば死に至る場合もあります。にんにくも不可。
・犬の体重1kgにつき5g摂取で死に至ることもある
鳥の骨---------------- 鳥の骨は縦に割れるので尖った骨がノドや内臓にささってしまう事がある。
チョコレート------------ カフェインの成分テオグロミンの作用により嘔吐、下痢、体温不調、ふるえなどを起こす。
・犬の体重1kgにつき板チョコ1枚で致死量
無添加・無着色・ナチュラルフード等色々うたい文句はありますが、結局いったいどのドッグフードが最適なのかは個々の犬の体質に依存すると思います。プレミアム・ドッグフードは総合的に栄養が配合された素晴らしい物です。個々に応じて野菜を補足したりサプルメントを利用したりするのも良いと思います。