犬と暮らす |
『犬と暮らす』という事について考えている事、是非知っていて貰いたい事、一緒に考えて貰いたい事なんかを色々と書いてみました。『犬と暮らす』って楽しいけど、そればっかりでもない。色んな事を考えさせてくれる。。。
めぐり逢い /ブリーディング(繁殖)について /犬の健康と病気
飼い主が病気になったら / 愛犬が死んだら / あなたは何故犬を飼うのか
めぐり逢い キャバリア.K.C.Sとの出会い
犬と暮らし始めるキッカケって何でしょう?ひとそれぞれで違うのでしょうけど、何故その犬と暮らそうと思ったのでしょう?
私の場合、物心ついた時から犬や猫が家に居たのですが、その子達は近所で生まれた子かノラを拾ってきたかのどちらかでした。何も考えナシに突然貰ったり、拾ったりしていた訳です。
新しく犬を迎えるとき犬種の特徴などを勉強して迎えるのが最良だと思います。
犬種の特徴は個体差はありますが、ほぼ当たっていると思います。吠えて獲物の居場所を教えていた狩猟犬はやはり良く吠えるし、長い歴史を愛玩犬として生きてきた犬種はおとなしくまさに愛玩犬です。気質も大切だし抜け毛はどうかとか、手入れは難しいか、犬種特有のなりやすい病気とか、体質とか、色々な面からの勉強が大切だと思います。
とは言え、私は突発的にキャバリアという犬と暮らし始めたのです。私が候補にしたのは実はA.コッカーだったのです。何故純血種にしたか。それは犬種の特徴がはっきりしているからです。成犬になってからの大きさも特定出来ます。自分の生活環境に合った犬でないとトラブルの原因になります。
では何故キャバリアになったのかですが、当時の私は前の子に死なれて一年以上経って、自分の傍らに犬がいない寂しさに耐えられなくなっていました。そして幸い近くにA.コッカーのブリーダーがいたので電話したのでした。そして丁度仔犬がいたのでその日のうちに自分の家に仔犬がいる事を想像して、お金を握りしめて夢見心地でA.コッカーの仔犬を見に行きました。・・・でも私の考えているコッカーのお顔じゃなかったのです(ToT) その仔犬は諦めて帰りましたが、帰路どうしても諦めきれずにペットショップ巡りをしてしまったのです。
そこに居たのです。なんとも愛らしくて愛想良しで元気いっぱいの茶色い仔犬が。
その仔犬がキャバリアという犬種で色はルビーでした。
堪りませんでした。もう一目で気に入ってしまって、連れて帰ってしまいました。キャバリアという犬種は候補には入っていませんでしたので、どういう性格なのか成犬になったらどんな犬になるのか、体質なんかも勉強もしていません。
ウチには既に例のごとく突発的に貰ってきた先住犬がいました。紀州犬MIXで自分のテリトリーを強く主張し、他のオスは決して近づけない子です。その子との折り合いも考えなくてはならないのでした。
でもキャバリアという犬種は、まったく呆れるほど性格のいい犬でした。攻撃性はゼロ、愛想・愛嬌満点のなんとも愛すべき犬だったのです。不幸にしてこのルビーのキャバリアとはたったの10日間の付き合いでした。可哀相に私のところに来たときには既にパルボウィルス感染症に罹っていたのです。最期の5日間はまん丸だった仔犬はガリガリに痩せて苦しんで死んでしまいました。でも元気なウチに一緒に遊べた5日間は、私にキャバリアという素晴らしい犬を教えてくれました。この仔が亡くなって、ペットショップでは代わりの犬を与えてくれるというので、次の子もキャバリアを希望しました。私は犬と暮らすなら絶対にキャバリアしかないと思うようになっていました。
そうしてパルボウィルスが私の廻りから無くなるまで待って、家中を消毒しなおして迎えに行ったのが今のアトリです。
アトリは初めて見た時、驚きました。前の子は本当に愛らしくて可愛い子だったのですが、アトリときたら目つきは悪いしおまけにロンパリで、顔つきはまったくのおやじ顔だったのです。「この子は見送って次のキャバリアを待ちますか?」とペットショップの兄ちゃんは言ったけど、私にむしゃぶりついてくる愛嬌たっぷりのこの子を置いてくることは出来ませんでした。
まったくキャバリアという犬は、取り入るのが得意な犬です。(^_^;ヾ
こうして取り入られてしまった私の家にアトリはやって来ました。
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不幸にして、元の飼い主に里子に出された子や生まれながらのノラなどの保護犬となってしまった犬達のなかからめぐり逢うのもいいでしょう。でも、この子達を迎えるのにはよりいっそうの覚悟と愛情が必要だと思います。「保護犬でも貰ってくるか、可哀相だし」なんて気持ちなら、それは大きな間違いだと思います。
めぐり逢って、これからのその子の一生に責任を持たなくてはならないのですから。
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