犬と暮らす

『犬と暮らす』という事について考えている事、是非知っていて貰いたい事、一緒に考えて貰いたい事なんかを色々と書いてみました。『犬と暮らす』って楽しいけど、そればっかりでもない。色んな事を考えさせてくれる。。。

めぐり逢い /ブリーディング(繁殖)について /犬の健康と病気
飼い主が病気になったら / 愛犬が死んだら / あなたは何故犬を飼うのか

 飼い主が病気になったら  

 犬と暮らしていて、自分が病気で倒れてしまったとしたらどうしますか? ただ2.3日寝込む位の病気なら良いけれど入院してしまったりする病気だと犬達はどうやってその間を待てばいいのでしょう。
 実は私は何度も犬達を置いて入院してしまう駄目な飼い主なのです。気管支喘息というのが私の持病なのですが、そんな病気で抜け毛のばか多いキャバリアを2匹も家で飼うなと言われればどうしょうも無いのですが、私はキャバリアを愛してしまったのでソレは言いっこ無しということでご勘弁ください。

 で、私の場合他にも家族が居るので犬達もなんとか私の居ない間も待っていてくれています。家族とは言っても犬の世話は普段から全面的に私がしていますので、ただフードをやってトイレの始末をしてくれる程度の家族なのです。
 そこで、私は大変幸せなのですがパソコンで知り合った沢山の犬友達の中で比較的近い友人達が世話を申し出てくださるのです。私が入院している間連れ帰って我が子と同様に可愛がって世話をしてくださる。大変ありがたく幸せな事です。でも、たとえば一人暮らしで他に犬の面倒を見てくれる人の居ない場合、犬達はどうやって暮らせばいいのでしょう。

 私はたった1週間犬達と離れているだけで、毎晩犬達の事を考えると不憫で申し訳なくて枕を濡らしていました。世話をしてくれる人が居る私でさえこの有様なのです。友人でもなんでもないペットショップや病院へ預ける事になったとしましょう。もう心配で心配で治る病も治らなくなってしまいそうです。

 でも、ショップや病院等にしか預ける術がなかったとしたら、犬達をほおっておく事は出来ないのだから仕方がありません。そこで、是非考えて置かなければならないのが、自分が犬の世話を出来ない状況になった時の犬の処遇をどうするか絶対に普段から心がけておくべきだという事です。これは犬を手放すという場合の事ではありません。そこんとこお間違えなく。
 病気で犬の世話を出来なくなる時と言うのは、前もって分かる物ではありません。何時いつから病気になるので、何時から預かって下さいと予約しておく様な性質のものではないのです。もしも何処かへ預けなければならないのならば、その何処かを普段から物色しておく事はとても大切な事だと思います。ペットショップならペットショップで、普段から良くその内情を知っておく事はとてもとても大切です。不衛生な所で散歩もなく病気になってしまうかも知れません。それでなくても犬は飼い主と訳も分からず離れて不安なのですから、普段から可愛がって貰っているお姉さんの居る所と、全く知らない所へポンと預けられるのとは大きな隔たりがあると言って良いでしょう。


**フードについて**

 自分が病気になって、預けられたあなたの犬は誰から与えられたフードでも食べる事ができますか?
これは大変重要な事だと思います。どんな場合でも食は絶対必要な物です。食べなければ命に関わります。
私の家では、普段ドライフードのみです。そこへ野菜やササミの煮たのが乗ることもありますが、基本はドライフードです。これは私の経験からですが、以前居た子は私が与えた物はドライフードでも手作りでもなんでも食べますが、他人から与えられた物には一切口を付けない子でした。よく病気をして手術などで入院も多い子でした。その度に毎回の食事を運んでやらないといけませんでした。この場合は犬の方が病気で私の方は身動き自由でしたからまだいいでしょう。 でもこちらが病気になってしまうと、そんな事は出来ないのです。

 こんな事もありました。彼は1週間迷い犬になってしまった事があります。決して他人の手から食べない彼は1週間、本当に何を与えても食べなかったそうです。そうして、このままでは死んでしまうという頃にやっと私達が配っていたチラシを見つけたそうです。こんな子は稀かも知れません。お腹が空けば食べるだろう。果たして本当に自分の子はそうでしょうか?

 上の2たつの例は、それでもこちらはどんな事でも出来る状態です。
 でも私達が動けない状況だったとしたら??飼い主と離れてしまったあなたの犬は、誰から与えられたどんなフードでも元気に食べてくれますか? 病気にならなくとも不慮の出来事というものは起こり得ます。飼い主が居ない間も元気で食べて元気に過ごしていてもらわなくてはなりません。「うちの子は○○を混ぜてやらないと食べない甘えん坊なんだから。」 ???果たしてそれで良いのでしょうか。 栄養面・衛生面・安全性と色々と考えてフードを選ぶのは大切な事で、それを怠ってはなりませんが、どんな状況でも我が儘言わずに元気に食事ができる子にしておかなければ犬自身が可哀想なのだという事を考えてあげてください。


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